闇金でよくあるのが「元金はそのままでいいから、まず利息だけ払え」という要求です。
一見すると負担が軽く見えますが、結論から言うと、利息だけ払いは完済できないループに入るきっかけになりやすいです。

そして、何かと理由をつけて完済させてもらえず、利息だけの支払いを求められる状態は「完済止め(完止め)」と呼ばれることがあります。
この記事では、完済止めの典型パターンと、被害を広げない現実的な対処を整理します。

完済止め(完止め)とは

完済止め(完止め)は、返済を続けているのに「完済できない状態」を作られることを指します。
元金を返そうとしても、相手が理由をつけて受け取らない、または別名目を上乗せして完済を先延ばしにすることで、利息だけを取り続ける形になりやすいです。

「利息だけ払え」が出るタイミング

この要求は、次の局面で出やすいです。

  • 返済が遅れた直後
  • 払えないと伝えた直後
  • 分割交渉をした直後
  • 一度でも少額を支払った後

相手の狙いは、支払いを継続させて関係を切れなくすることになりやすいです。

完済止め(完止め)を疑うべき典型パターン

次のような言い回しが続く場合、完済止めの可能性があります。

  • 「元金は今は受け取れない。利息だけ入れて」
  • 「完済するなら別の手数料が必要」
  • 「処理費用が残っている」
  • 「名義変更が必要」など意味の曖昧な手続きを要求される
  • 「今払うと逆に延滞扱いになる」など矛盾した説明をされる

ここで焦って支払うと、「まだ払える人」と判断されて次の名目請求が続くことがあります。

なぜ利息だけ払いは危険になりやすいのか

利息だけ払いが危険になりやすい理由はシンプルです。
支払っているのに、元金が減りません。
その結果、終わりが見えなくなります。

  • 元金が減らず、支払いが長期化する
  • 次回も利息を求められ、支払いの固定化が起きやすい
  • 支払った実績が「まだ取れる」と判断されやすい
  • 名目を変えた追加請求が増えやすい

「今週だけ」「今回だけ」と言われても、同じ構造が繰り返されることがあります。

やってはいけない対処

完済止め(完止め)の局面で次の行動は悪化しやすいです。

  • とりあえず利息だけ支払う
  • 支払う前提で分割や条件交渉を続ける
  • 穴埋めのために別の闇金や個人融資、後払い等に走る
  • 長文で事情説明を続ける
  • 追加情報を渡す(勤務先の詳細、家族の状況など)

怖さから一回払うと、次の請求が止まりにくくなることがあります。

完済止め(完止め)を疑ったときの対処手順

ここからは、今日やる順番でまとめます。

1. 証拠を保存する

利息だけ払えと言われた文言、完済を拒まれた言い回し、LINEやSMS、通話履歴、請求内容、振込先口座、日時を保存してください。
支払ってしまった場合も、振込履歴は必ず残します。

2. 追加情報を渡さず、連絡を最小化する

相手は会話を続けて情報を引き出し、圧を強めることがあります。
返すとしても短く事実だけに留め、生活情報や支払い見込みを細かく伝えない方が安全です。

3. 返済遅れや支払い不能の整理を先にする

完済止めは、返済遅れや「払えない」状況とセットで出やすいです。
状況整理がまだの人は、先に該当記事を確認してください。

4. 個人情報を握られている場合は土台を固める

完済止めの圧は、個人情報が材料にされるほど強くなりやすいです。
身分証、口座、勤務先、緊急連絡先を渡している人は先に整理しておくと安全です。

闇金に個人情報を渡してしまった:身分証・口座・勤務先を送った後の対処法

5. 周囲連絡に備える

完済止めを拒否したとき、鬼電や周囲連絡が強くなることがあります。
不安が強い人は、先に「圧を下げる対処」を確認してください。

6. 相談先につないで状況を整理する

完済止めは、本人だけで抱えるほど抜け出しにくくなります。
早めに相談先へつないで、誤対応を避けてください。

  • 警察相談専用電話(#9110)
  • 消費者ホットライン(188)
  • 法テラス(法律相談の案内)

完済したのに終わらないと言われている人へ

完済止めの延長で「手数料」「処理費用」など名目が変わり、完済しても終わらないケースがあります。
同じ構造で追加請求が続くことがあるため、先に整理しておくと安全です。

まとめ

闇金の「利息だけ払え」が続き、完済させてもらえない状態は、完済止め(完止め)の可能性があります。
焦って支払うほどループが固定されやすいので、証拠の保存、連絡の最小化、状況の整理を優先してください。
周囲連絡が不安な場合ほど、早めに相談先へつないで状況を整理した方が安全です。