闇金トラブルで多いのが、返済が遅れてしまうと「延滞金を払え」と追加請求されるケースです。
正規の業者でいう「遅延損害金」に似た言い方をされますが、結論から言うと、闇金の延滞金は“正規のルール”として扱うと状況が悪くなってしまいやすいです。
この記事では、闇金が言う延滞金の実態と、支払いを迫られたときの対応手順を解説します。

闇金の「延滞金」とは

闇金が言う延滞金は、返済が遅れたことを理由に上乗せされる追加請求です。
正規の貸金業者でいうところの「遅延損害金」に似せた名目ですが、金額や根拠が曖昧なまま一方的に請求されることがあります。

延滞金は、相場として1日あたり1,000円~3,000円と言われるケースが多く、業者によっては5,000円以上を要求してくることもあります。
ただし、名目が「延滞金」でも、実態は“支払いを続けさせるための上乗せ”として使われることがある点に注意が必要です。

正規の「遅延損害金」と何が違うのか

混乱しやすいポイントなので、違いについ解説します。

  • 正規の遅延損害金は、契約条件や上限の枠の中で計算される
  • 闇金の延滞金は、根拠や計算方法が曖昧なまま上乗せされることがある
  • 「今日中」「今すぐ」と期限を切って追い込む形になりやすい
  • 断ると鬼電、家族・職場への連絡、緊急連絡先へ連絡すると脅されることがある

闇金側は「正規っぽい言葉」を使って、支払うことが当たり前だと思わせる狙いがあります。

延滞金の請求が出やすいタイミング

次の局面で延滞金が出てきやすいです。

  • 返済日を過ぎた直後
  • 「今日中に払えない」と伝えた直後
  • 分割や待ってもらう話をした直後
  • 一度でも少額を支払った後

一回でも払うと「まだ取れる」と判断されて、名目を変えた請求が増えることがあります。

やってはいけない対処

延滞金を請求されたとき、次の行動は状況を悪化させやすいです。

  • 怖くて延滞金だけ先に支払う
  • 支払う前提で条件交渉を続ける
  • 穴埋めのために別の闇金や個人融資、後払い等に手を出す
  • 事情を細かく説明して、生活状況や勤務状況を話してしまう
  • 「いつ払うか」を安易に約束する

「延滞金だけ払えば収まる」は危険です。
次は利息、次は手数料、次は別名目という形で、終わりが見えなくなることがあります。

延滞金を請求されたときの対応手順

ここからは、取るべき動きを順番にまとめます。

1. 証拠を保存する

延滞金の金額、1日いくらと言われたか、支払期限、振込先、LINEやSMS、通話履歴、日時を保存してください。
スクリーンショットで残しておくと、相談時に整理が早いです。

2. やり取りは必要最低限にする

相手は会話を続けさせて、支払いの約束や追加情報を引き出そうとします。
返すとしても短く、情報を増やさないことを優先してください。

3. 「払えない」状況なら、先送りより整理を優先する

延滞金の支払いは、状況の先送りになりやすいです。
詰む前に、まずやるべき動きをこちらで確認してください。

4. 「利息だけ」や「完済止め」に流れたら要注意

延滞金の請求が続くと、「利息だけ入れろ」「元金は後でいい」と言われることがあります。
完済できないループに入りやすいので、先に整理しておくと安全です。

5. 名目が増えているなら、追加請求の構造を理解する

延滞金が「手数料」「処理費用」「キャンセル料」などに化けて増えることがあります。
名目請求で悩んでいる人は、先にこちらも確認してください。

6. 周囲連絡が不安なら、備えを固める

延滞金を断ったタイミングで、鬼電や家族・職場への連絡の脅しが強くなることがあります。
不安が強い人は、先に備えを作ってください。

7. 相談先につないで状況を整理する

延滞金は「少額なら」と判断を誤りやすい局面です。
早めに相談先へつなぎ、今の状況で何を優先すべきか整理してください。

  • 警察相談専用電話(#9110)
  • 消費者ホットライン(188)
  • 法テラス(法律相談の案内)

まとめ

闇金の延滞金は、正規の「遅延損害金」に似せた言い方で請求されることがあります。
1日1,000円~3,000円、場合によっては5,000円以上を要求されることもありますが、名目を正規のルールとして受け止めるほど、支払いが長引きやすくなります。
証拠を保存し、やり取りは必要最低限にして、被害が広がる前に専門家へ相談し、状況を整理する方が安全です。